廃線の旅 -つれづれ-


東北本線 平泉~前沢間   その2


前回に引き続き、東北本線 平泉~前沢間のレポートです。

前回は東北本線の単線時代のルートを追いかけてみました。複線化に伴う付替えのため廃止になった部分です。

今回は、前回の1枚目の画像に映っている「衣川信号場跡地」についてリポートしてみたいと思います。

探訪箇所付近の地図-Yahoo地図より-

上の地図で青丸で囲まれた場所にある、旧衣川信号場を目指し、木々の間を進んで行きます。
田んぼに出て、東側を眺めます。
ところで、この場所が旧衣川信号場であると考えた理由は、下の画像を確認したからです。

1948年9月に撮影された航空写真です。
黄色の丸で囲まれた場所が旧衣川信号場だろうと考えた場所。
赤の矢印は現線の鵜ノ木トンネル付近になります。

で、緑の矢印が・・・  !!!!    これについてはその3で報告します。
これは国土交通省のHPで発見しました。
近くで見てみると思いのほか南北に広い感じがしました。
まずは遠くからでも確認できた、建造物(土台・基礎)という
印象をうける矢印のところへ進みます!
上に上ってみました。
すっかり草木に覆われています。
反対側から土台(基礎)部分を見てみます。
↑ の場所から南(一ノ関方面)を見てみました。
ここにも、建物があったことを確認できます。
そして、よく画像を見てみると・・・

なんだか、現線との間に幅がありますね・・・
画像の中央に向かって進みます!
これは!?

幅を考えると、もしや単線時代の・・・跡??
その1でも書きましたが、複線化にあたって2m高く・・・
ということは、単線時代の東側に複線を作った???
謎です。今後もう少し検証してみます。
再度この場所へ行ってきました。

画像右側の田んぼの境界付近に注目!
こんな位置に境界標が・・・
現線の位置から考えると、このような場所に境界が存在する理由はないのでは・・・
やはりこのスペースは旧線跡と結論付けました。

※画像クリックで拡大します。
さて、もう少し具体的な遺物はないかと探してみると
ありました!「工 通信」!
やはり信号場とわくわくしながら、さらにあたりを(笑)
こんな標識も!
縦横は後で差し替えマス(汗
北側(盛岡方面)を見たところがこの画像です。
木が生い茂って、確認できず・・・残念
しかもこの時点ですでに夕方5時を過ぎていました。
仕方なく、今回はここまでで撤収となりました。
近日、再調査の予定!

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